1日8時間、週5日も働いていたら自分の中から自分がいなくなった

こんにちは!

この世の中色々な働き方がありますが、1日8時間×週に5日を1つの基本サイクルとしてお仕事されている方は多いと思います。(まあ休憩を入れると9時間拘束されるって人のほうが多いかもしれないけど)

わたしもそのようなサイクルで生きていた人間の一人です。

今でもその頃のことを鮮明に思い出せますが…1日8時間を週に5日って拘束時間長くね!?

さらっと8時間って言っていますが、実際は通勤退勤の時間や準備の時間含めると8時間じゃ済まないですよね…残業もあるし…?

今日はそんな”THE現代の社会人”とも言える生活を送っていた時に、わたしが感じていたことを書いていきたいと思います。

日常のことについて考える時間がなくなる

長い時間を労働に費やしていると、「思考する時間」がなくなるなあと強く感じていました。

この記事でも”思考する時間を無理やり作る手段”として「マッサージに行く」という話を書きました。

思考する時間とか堅苦しく言ってるけど、ここでは「自分に関するあらゆることについて整理したり計画を立てる時間」という意味です。

いやそんくらい出来るやろと思う人もいると思いますが、毎日気づくと1日が終わっていて、仕事以外の時間も疲れ果てていた…という状態でした。

だから自分に今何が必要でどんなものを買うべき・するべきかということもきちんと考えられないのでした…。

思考する時間がなくなり、何が起こったか

自分の持ち物にこだわらなくなった

こだわらなくなったより”こだわれなくなった”のほうが合っていると思います。

これが出来るか否かは人それぞれだと思う、その人のその分野に対する情熱度の違いっていうか。

服やコスメを買うことだけがストレスの発散になる!って人もいるからね!

働くようになったら当然洋服や持ち物など、季節品や小物も含めて高校生や大学生のときのものをすべてそのまま使うのは、いつまで持つかという視点含めて難しいと思います。

事前に用意できるものもありますが、実際に配属されるまでどんなものを日常的に仕事で使うかって分かりませんよね。

営業ならもっとたくさん黒い靴がいるなあとかもっとシンプルで動きやすいパンツが要るなあってなるし、経理ならオフィスが乾燥するから加湿器が要るなあとかスリッパ欲しいなあとか、必須のものからあればいいな程度のものまでほしいと思うことがあるでしょう。

自分の周りが”自分にとってどうでもいいもの”で固められていく

学生の頃は「お給料もらうようになったら、自分の身の回りをすべて好きなものだけで固めるんだ〜❤」とワクワクしていましたが、いざ働くようになったら

・ただでさえ疲れているのに休日のデパート行ってカウンセリング…なんて出来るもんじゃないので、化粧品の調達は会社帰りに通るエキナカにあるドラッグストアで完結させる

・身だしなみ整えた上で、人混みの中一日中歩き回って、運命の一着(サイズよし、デザインよし、値段よし)を見つけるのは至難の業なので、帰り道の電車の中で無難な安い服を通販でポチる。通販だと失敗する可能性高いから高い服は買えない。

・コートとか靴などの、オシャレ以外に防寒や歩行と行った重要な役目があるものは、直接試して買いたい。

こういうアイテムは比較的高いものが多いし、せっかくなら好きなものを買おうと思っていたけど…そうこうしていたらもう冬が来たor靴が壊れたetc…

家から一番近いファッションビルで大して好きでもないメーカーのセール品を買っておく。

大して好きではないブランドなのでおかねをかけたくないからセール品で。という考え方です。

最低限の機能がついているセール品を買うのは結構精神に応えるのですが、そこをなんとか頑張る余裕もなかったってことです。

・インテリア?雑貨?そもそも家になんかいねえからそんなもんあっても一瞥もくれることがない。となると、購入する意義を感じなくなるし、掃除もろくにする時間がない部屋に置くのはかわいそう。

→何も買わないor手軽に入手できるもので代用する

みたいな悲劇が起きて、わたしの周りには自分がこだわらずに買った、全然好きでないものばかり集まってしまっていました。

無駄づかいが増えた

上の項目と若干リンクするのですが、時間がない=心の余裕がないと、「自分が今何が必要で、自分は今どのくらいのお金を使える状況なのか」という情報も整理できなくなるし何も考えたくなくなりました。

仕事帰りの駅ナカの、なんとなく寄った店で「これ…必要だったんじゃね?」みたいなノリで結構高いものを買ってしまうんです。

判断力が鈍りに鈍ってしまう。

で、家に帰ったら同じようなものがあるとか、この前買ったばかりじゃん!とかそんなことばっかり。

ストレス発散費用が増えた

自分の時間が取れていないせいで自分の心の余裕もなくなるので、その隙間を埋めるように隙あれば物を買いまくりました。

やはり休日にどこか行く気にはなかなかなれず、会社の近くのコンビニとか帰り道の駅ナカの店とか通販での散財がひどかったです。

あとは営業先の駅の近くの店とか。

休日にはどこに行く気も出ないくせにアクセサリー買うってどういうことだよwww

休日に所要でしぶしぶ外出した先でも、高級そうなケーキとかを買わないと気がすまなかったです。

あと会社への不満をぶつけるかのように、サービス残業とか日本の働き方についての新書をよくアマゾンで購入していました。

自分がいなくなったってこういう意味

という生活をくりかえし、

・自分の持ち物にこだわらない
→自分の本当に好きなものは自分の周りにはない

・無駄づかいが増えた
→自分が必要としているor好きだと思うもの以外にお金を使う

・ストレス発散費用が増えた
→同上

わたしのアイデンティティが瀕死の状態でした。

体もだけど、心が疲れていた

確かに、残業がない日は仕事の後に時間を捻出することも出来るよ?

でも、いくら時間があっても「一駅足を伸ばしてみよう」という気持ちよりも、「1時間かかる自宅に一刻もはやく帰って早く寝たい」の気持ちのほうが勝ってしまって。

もしくは「この前カバンが破れてたな…新しいカバンはどこのやつにしよう?」と考える気持ちよりも、「何も考えずお風呂の中で雑誌を読み、そのまま眠りたい」という気持ちが勝ってしまうんです。

計画を立てるとか効率のいい方法を探すという行為は脳のエネルギーを多く消費するからだと思います。それよりも受け身で情報を受け取るほうがずっとラクです。

好きなものをそばにおいておくことはもちろん、好きなものを意識するだけでも人生は輝くというのに、気持ち的にもう本当にそういう余裕がありませんでした。

あれがなくなったから、検討することもなく一番早く調達できる方法で調達して…まるで池の上に浮いた木の切れ端を渡っていくみたいなかんじ。

気に入ってもない服や物が周りにあふれて、長い時間かけて自分がやりたくもない仕事をして、これは誰の人生だっけ?っていう気持ちでした。

自分の感情が存在しない、”自分その2”の人生を遠くから眺めている感じでした。

現在は安定した収入がないので以前に比べると自由にお金を使えませんが、毎回自分が納得したものだけを考え選ぶようになったし、必要のないものには全くアンテナが反応することはなくなりました。

忙しいという漢字は「心を亡くす」と書くけどそのとおりだなあと思った話でした。

今書いて身の回りのことだけではなくて、趣味も全部キレイに忘れててびびった!

学生の時に精力的に行っていたカフェ巡り&おすすめカフェデータベースづくりとか、
毎週のように新しい音楽を見つけては聴き込んで歌えるようになっていたりとか、
図書館でバッグ満杯になるまで本を借りて1日中読みふけっていたりとか、

そんなこともなくなって、私はこの数年間何をしていたんだろうと思いました☆
(これらってまさに学生のように体力と時間がないと出来ないよね)

ほんとうに営業も会社勤めも辞めて良かったです。

やっと自分の人生が始まるって感じです。

スキルがあったらそんな生き方も夢じゃないです!

 

スキルをつけて今の職種から抜け出そう

実際ノースキルでも生かしてもらえるような国、日本だけだよ?

スキルがあれば給料が高いのは周りの友人から確認済みです

特にIT分野が。わたしはIT志したけどあってなかった。

でも合っているなら絶対に勉強して幸せになって欲しい。

Geek Jobキャンプ社会人転職コース(プログラマー)

 

自宅でフリーランス目指してみる?

自宅でフリーは結構大変。とりまウェブの会社で下積みは必要だと思う。

でも数年我慢すればもしかしたら、家で一人で仕事ができるようになるかもしれないということです。

フリーになって不安になったらまた会社勤めにも戻れるしね!

オンラインで学ぶwebデザインはTech Academy