今回は、意外と過去に書いていなかったので今回は私が「営業(営業職)を辞めよう…」と思った理由を書いてみます。
営業の話というよりは、古い企業や倒産寸前の企業あるあるになってるところもあるかもしれませんが、営業職からの退職、もしくは営業職への就職を考えている人の参考になるといいです。
私が営業職をやめようと思った理由
1.車を運転しなければいけなかったから
運転が苦手ということは…営業職はハードモードからの出発w
わたしは車を運転するのが苦手です。
方向感覚は生まれつきないようなものだし、距離感を掴むのも本当に苦手です。
周りの人はすぐに慣れだと言うけれど、私の場合は本気で脳の構造的に苦手なのだと思うような感覚。
そんな私が車なんか運転したらすぐにでも死ぬ自信がある。
命晒してまで仕事したくない‼
しかも会社は都会のど真ん中にあったので、一体何車線あるの?というような広い道路を運転するのは必然でした。
なんでいきなりハードモードの中のハードモードから開始なんだ!(でもこういうケース多そう。)
免許なんか取らなければよかった
もともと、親に言われて嫌々ながら学生時代に取得した免許。
こんなもの持っていなければよかった…と、この時ほど強く思ったことはありません。
免許証が呪いのお札みたいに見えました。
(とはいえ、営業になったら免許を取りに行かされた、なんてこともあるようです…でも少なくとも免許を取るまでは運転しなくていいじゃん?)
事故は起こさなかったけどヒヤヒヤハラハラの毎日
事故は起こしませんでしたが、黒塗りの車(幸いにもヤバイ人の車ではなかった)にこすってしまったり、同乗者に運転のダメ出しを食らわされたりしながら憂鬱な日々を送っていました。
自分が明確に「苦手だ…」と思っているのに、自分や他人の命に関わる作業を強制させられる上にダメ出しをされるなんて、精神的に地獄でした。
私の運転の悪口をいう先輩たちに「お前らの命誰が握ってるか知ってる?」と心の中で問いかける日々。
ダメ出しを食らわされると精神が揺らいで本当に運転への集中力なくなるから、普段会社の後輩にそういうことをしている方々は自分の命のためにも同乗者はこういうこと絶対にやらないほうがいいと思います。
2.休日出勤と時間外勤務が多いから
年末に必ず仕事させられる
これは業種にもよると思いますが、私の働いていた業界は休日出勤や夜からの出勤が多かったです。
わたしは”クライアントとの仲良しさをアピールするために、年末(もちろん冬季休暇に被っている)は毎年クライアントの式典に参加させられていました。
こんな少ない休暇の途中に仕事ぶちこまれるってことは、実家が遠いところにある人は年末年始の帰省も満足にできないってことですよ?(幸い私はそうではなかったけど)
もちろんこれらの仕事は新しい経験として私の肥やしになったとは心から思っています。
でもこんな仕事を何年も続けるわけないやんwという気持ちにもなっていました。
このクライアントの担当だった先輩方は、人によっては十何年間も年末にはこの式典に参加していたそうです…。ひえっ
ちなみにこの式典参加はクライアントから要請されたものではありません。
つまり、クライアントへの「式典参加(仲良しアピール)するから仕事ちょうだいね…?」っていう物乞いアピールなんです。
このクライアントは賢いので私の会社に無駄金を落とす頻度はなくなり、この式典も意味ないなって感じなのですがいきなり行かなくなるのも失礼だと言うことで続けているみたいです。
こういう効率の悪い背景についてもわたしは嫌気がさしていました。
打ち合わせが19時〜とかになる
時間外勤務に関しては、朝早いのと夜遅いのがありました。
日中お店を開いているクライアントは、どうしても打ち合わせは夜からになってしまいますよね。
逆にクライアントの手伝いで早朝に駆り出されることもありました。
休日でも電話がくる
会社用の携帯電話を持たされていると、土日でもクライアントから電話がかかってきます。
土日でそれだから平日に有給なんて取ってしまった日には、会社の人やクライアントからひっきりなしに電話がかかってくるので休んだ気がしませんでした。
意図せず仕事がプライベートに侵食してくるのは本当にストレスが溜まりました。
こんなことを何十年も続けるなら死んだほうがマシだと思っていました。
3.営業の仕事にやりがいを感じられなかったから
これはどうこう言っても仕方ないのですが、わたしは大きなプロジェクトが終わっても
「企画をちゃんと完遂するのは当たり前のことじゃん…?その目的のために頑張って仕事したんだから…」としか思えなかったんです。
プロジェクトが終わった達成感とか、お客様からの感謝に感動するとか、売り上げ上がって自信がつく、とかその辺の感情が全然湧き上がって来なかったんです。
正直、仕事内容に比べると仕事によるストレスのほうが大きかったので、プロジェクトが終わる頃にはむしろマイナスの状態…みたいな。
実は仕事自体は面白いものも多かったので、全ての仕事が嫌いなわけではなかったのですが代償が大きすぎだと感じていたわけです。
そして、たまたま私はこういうことに喜びを見出さない性格だったのだと思います。
4.電話が苦手だったから
これはそんなにガチな理由ではなかったけど…
しょっちゅう電話をしていた
・アポの電話
・新規営業の電話
・問い合わせの電話
・メール送ったからみてねの電話
・お礼や謝罪の電話
・クレーム
この時代なのに、上司やクライアントの年齢が高い業界だったと言うこともあり、メールだけで済むことが意外にもなかったんです。
前にも書きましたがシーンと静まり返ったオフィスで、他の人に聞き耳を立てられながらかける新規営業の電話は最悪の気分です。
理不尽なクレームで怒られているときはもっと最悪です。
静かすぎるオフィス、多少の音が流れるだけで仕事の効率上がると思った
死ぬほど忙しいのにどんなに些細な内容でもメールじゃなく必ず電話をしてくる上司やクライアントにいつもイラついていました。
しかも退勤後でも休日でもかけてくるから心が休まりませんでした。
5.板挟みの人間関係に疲れたから
私の業界の営業職はクライアントと社内のスタッフという双方の分厚い壁に板挟みになりやすいポジションでした。
例えば既にできている物を売るだけならあんまり社内スタッフ関係ないけど、私の場合はお客さんと一緒に企画して作る物も多かったので必ず社内スタッフとも連携する必要があったんです。
私の会社の社内スタッフの方々はびっくりするくらい協力する姿勢がなく、常に「何もできない営業のお前のためにやってやってるんだから敬え」というスタンスでした。
もちろんわたしも相手の忙しさなどを考慮、相手のお仕事も尊重して仕事をお願いするように気をつけていました。
でも社内スタッフがその仕事をやりたくないと言う理由で仕事を受けられなかったことさえあるくらいひどかったので、こんな子供みたいにわがままな中年スタッフのために精神をすり減らすのもバカバカしくなってきました。
何十年も揉めているらしいクライアントとの問題があったのですが、担当部署の部長がその問題をお前が全て対処しろ(わたしは当時担当して1年未満)と言ってきたあたりで
「別に私もそこまでしてこの仕事やりたくないので結構です☆」という気持ちになり転職を決めました。
当時営業だった私が関わっていた人々。社内の現場が一番非協力的だった…
6.モンスタークライアントの担当になったから
入社して2年も経っていないのに、激ヤバモンスタークライアントの担当になってしまったんですよね…。
実質担当になってから退職するまで1年もなかったのですが、その間にわたしの心の闇は加速していきました。
どのくらいヤバいかって言うと、やってもらった仕事に対して「態度が気にくわない」とかいう理由でお金を払わなかったりするので、常に訴訟を数件抱えているレベル。ヤクザじゃん。
なんでヤクザの巣窟に新人女性営業担当を1人で行かせるんだよ。
急に導火線に火がついて怒鳴りだすので訪問するのが怖かったです。
モラハラがひどすぎて私より年上の協力会社の人が現場で泣いたこともあるくらい怖いです。
仕事が発注してくれなくていいのにと思っていたけど、皮肉にも仕事は増すばかりでした。
こんな理不尽な精神攻撃に耐えることと、この会社の給料や仕事内容が釣り合ってなさすぎたので、「窓際族の仕事をサボっているおじさんにこの担当させたら?」と捨て台詞を吐いて退職しました。
営業が合わないっていうのもあるけど
さまざまな理由があり、このままこの仕事を続けたくはないな、ベテランになっちゃう前にこのキャリアを終わらせなきゃな、と強く思い至ったわけです。
営業という仕事が自分に合わないという部分もあるけど、勤めていた会社がブラックだったことも大きな理由ですね。
毎日砂漠の砂に足を取られながら前に進んでいるような気持ちでした。
営業職に配属されてまだ数年しか経ってないなら、わたしのように内勤職に転職するチャンスは十分にあると思うので、
営業やめたいな…と思っている方は少し実でいいので転職準備始めてみてくださいね。
以下は全て、若手のための転職サービスです。(若手専門じゃないと転職条件が厳しすぎたりするから)
転職サイトに登録すると、「こんなに仕事があるなら自分もきっと辞めても大丈夫だな」という風に前向きな気持ちになれるので、おすすめです。
前提的に愚痴っぽくなってしまって少し後ろめたいのですが、いい子ぶらずに感じたことを書いてみました。
(新人なんだから…とかスキルも経験もないんだから…という謙遜はもう何回もリアル社会でしてきたので!笑)
ここまで読んでくださりありがとうございました!