こんにちは!
タイトルにある営業のラベルを塗りつぶすという行為は、自分のキャリアをコントロールしようとするさまを表現しました。
ということで、今日のお話は自分のキャリアのかじを自分でコントロールしたいと思った話です。
以前ちらっと書いたのですが、わたしは昔、営業職に就いていたことがあります。
本当にノースキルだった上に明るい性格と勘違いされたために営業に配属され、そこで何年か営業をやっていたんです。
でも営業は全然自分の性格に合っていなかったので、営業の経歴を重ねていくことに怯えていました。
日本では営業から始まって様々な部署を転々とさせることで最終的にオールマイティな人材にするというクソみたいな習慣がありますよね。
だからわたしも入社当初に営業に配属された時も「仕方ないな、今の自分には特段できることないし。今後にこうご期待!」なんて思っていたんですよね。
でも結構早い段階で営業職のキャリアを重ねることが怖くなったんです。
まともなキャリア形成ができない会社
いつか日本を脱出できるようスキルをつけたかった
わたしが入社したのは制作系の会社。
実はいつか海外で働きたい(本音はクソみたいな労働環境がはびこる日本から出国したい。)と思っていました。
だって朝から晩まで働いて休みも少ない国なんて、日本のほかには世界探してもそうそうないってことを大学生の時に知ってしまったから(真顔)
なので、就活のときから海外でも職が見つかりやすいように万国共通のスキルが身に付きそうな会社を選んでいました。
例えば私が入社したこの会社、制作部門に入ることでイラレやフォトショ、映像制作の技術がつきそうだと考えました。
企画部門でも実績がつくので悪くないかも…と思っていました。
営業のスキルは国により慣習が違うので外国で活かしにくい
少なくとも売上社内一位!といった営業部門での実績には魅力を感じませんでした。
セールスの慣習なんて国ごとに違うから日本式の営業が他国で応用できるとも限らないし。
(外国の会社に在籍して日本の会社と取引するのなら応用できるようです。)
ところが冒頭で引用したようにわたしは営業に配属されたのです。
まあこれは私も書いている通り予想の範疇。一刻も早く社内転職するぞと意気込みます。
そこはキャリア形成の難しい会社だった
ふたを開けてみると、残業がない日はないのに残業した分ちゃんと残業代が出ない、当然経営は傾いている、そのせいでモンスタークライアントの要求を断ることができない、人がガンガンやめていく、老害だけが残っていく会社…これ早々にやめたほうがいいんじゃない??
また、この会社には離職者が多い理由がありました。それはキャリア形成が難しいことです。
簡単に書くと、自分のキャリアがたどる道筋を他人のきまぐれでコントロールされてしまうかんじ。
例えば、一度でも営業をやったことのある人は、異動先の営業ではない別の部署で何年も実績を上げたとしても、上の人たちのきまぐれで本人の希望を無視してたびたび営業に戻されることが日常茶飯事でした。
ひどい人は営業1年→制作3年→営業1年→企画1年→営業1年というように、転職するにしても「わたしはだれ?」状態にさせられてしまっていました。
たとえこの人が制作部門で会社に大きく貢献したことがあったとしても、です…!
何やらせても成績が微妙だから転々とさせられてるみたいじゃない?そうじゃない人もたくさんいたのに、です。
これだと自分のスキルも上げにくいし、転職もしづらいですよね。
営業と制作の従事年数は同じだけど、一番成績が良かったのは過去に制作部門にいたときだった。
でも直近でやっていたのは営業…採用側も判断が分かれそうです。
キャリア形成ができず辞めて行く数多くの先輩たち
10年間制作をやってきていくつもの賞をもらい、これからだ!というときに営業に配属されて鬱になり会社を辞めた人。
せっかく希望を出して別部署に異動しても、人手不足になるといつも都合よく営業部に戻されるので絶望して会社を辞めた人。
そんな先輩を見て不安になって辞めたほかの人たち。こんな場面を何度も見ました。
昔は業績の良い会社だったので、従業員が一生勤めてくれる前提でこういうことを平気でしていたのかもしれません。
でももうだいぶ前から傾いてんだろ?
こんな給与でだれが残るかはよ目覚ませや感はあったよね。
キャリアは会社と違ってずっとついてきてくれる
会社は契約中だけ、キャリアは一生
「会社の命令で移動するのは当たり前のことだよ。それが組織に属するという意味じゃん」
と思う人もたくさんいるかもしれませんね。いや実際そうだよ。でもよく考えてほしい。
キャリアは自分に一生ついてくるものだけど会社は一時的な付き合いですよね。
会社は契約関係がなくなったら何もしてくれないけど、キャリアは会社を辞めた後も自分の隣で歩いてくれます。
当然だけど転職には社名より職歴が大事
よっぽど大きい会社は別として、目の前の応募者が在籍していた会社名よりも、在籍していた部署を気にする人事採用担当のほうが圧倒的に多いはずです。
「一生この会社に勤めるからいいよ…!」なんていう人もいると思いますが、自分が一生会社についていくつもりでも、まさかの会社がついてこないパターン(倒産やリストラ)もありますよね。
ちなみにわたしの場合はこの営業をしていた会社(もうやめたけど)、現在リアルに倒産しそうですw
とはいえ別れたほうがいいキャリアもある
営業の経歴しかない自分に絶望
話が少しそれましたが、わたしの話に戻します。この終わっている会社での地獄のような毎日を経て、わずか半年程度で転職を意識するようになります。(この時点ですでに何人もの先輩が辞めていってしまっていたのでそういう気持ちにもなる。)
しかし転職するとなると、今の自分の装備は「営業」の経歴しかありません。
これだと即戦力重視の転職市場ではまず営業やってみませんか?となるに違いありません。
実際に有名な転職エージェントで面談をした時も、こっちがずっと営業以外でと言っているのにもかかわらず営業の転職先を紹介しまくるのでイラつきました。
わたし一生、営業だけと一緒に生きて行くの?
次に転職した先でも営業に配属されて経験を積んでしまい、その先も同じことを繰り返し…わたしと営業はお互い愛し合っているわけでもないのに一心同体になったのであった…という未来を想像してしまったために、
まずはこの経歴を塗りつぶそうと思ったのです(なんか物騒な書き方)。
さっきは「キャリアはずっとついてきてくれるんだ」みたいなことを言っていたくせに自分から切り捨てるってどういうことやねんと思うかもしれませんが、キャリアは必ず自分の味方をしてくれるとは言っていません。
自分の思い描く未来があるなら時にはバイバイしたほうがいいこともあります。
サブリーダーとして営業に自分を支えてもらう
それに見てくれはバイバイしたように見えたとしても「〇〇さんは企画部だけど営業経験もあるからお客の意図をくみ取るのがうまいんだよ」と言われる人がいるように、見えない部分で自分を支え続けてくれます。
一応弁解しておくと、営業をやってよかったなあということ(主に、自分には全くあってないということが分かったこと)もありますし、営業だからこその面白い経験もできました。
たまたま自分の目指すところが営業ではなかったからこう書いているだけで、人によってはわたしの「営業」という文字が他の部署名に置き換わることでしょう。
つまりわたしは自分の中の営業職を排除しようとしたものの、目指すところが違ったからそうしただけで、営業職に親を殺されたわけでも営業職を憎んでいるわけでもないということです。
普通の人はまずここで社内転職を考えると思いますが、普通にブラック企業だったのでどう考えてもすみやかに社外転職をしたほうがいい雰囲気でした。
しかし前述したとおり私には営業の経歴しかなかったので、まずは専門学校で別の装備をつけることにしたのです…
その結果どうなったかは、以下の記事ご覧ください!
半年間デジハリ通った!独学でも良かった?転職できた?意味あった?
この記事が自分のキャリア形成に悩んでいたり、自分の性格には営業職合わない…と悩んでいる人たちに少し腕も役に立つとよいです?
PS
ただわたしは伝説の見切り名人とも呼ばれているくらい(呼ばれてない)、超絶見切りが早い性格なので、続けることによって得られる利益は眼中に入れていません。
もし今の仕事を頑張れば「確実に」自分の希望する部署に行けるとか、嫌な仕事でも続けていれば「確実に」めちゃくちゃ給料が上がるとかなら続けてみる価値はありそうですよね。
まあそんな会社ほとんどないと思いますけど…(絶望)
自分の人生のかじを自分でとるために
キャリアチェンジを成功させた転職サイト
わたしは営業が嫌すぎる→半年間専門学校で勉強→(職業訓練校)→希望業界に内勤職として転職
という経歴を持っていますが、そのときにお世話になったサイトが【女の転職@type】です。
他にも色々登録してたけど、”女性だけ”っていうサイトなので自分の興味がある仕事がすぐ見つかるので楽だった。
20代専門の転職コンサル
転職活動なんて、めんどくさいしそんな時間ない。そもそも自分のやりたいことがわからない。もう直で話したほうが早そう。
っていう人はコンサルがいいと思います。ウズキャリは20代専門だから安心。
(20代専門じゃないと経験ないからとか言う理由で全く興味のない仕事をガンガン押し売りされたりしてうざい)
スキルをつけて今の職種から抜け出そう
わたしのように、すこしでもWEBの知識あれば、企業のWEB担当になれる可能性は十分にあります。
これ結構ハードル低いです、必要なのは多少の金と今の職場辞める勇気です。